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【冬なのに!?】ネズミが増えるそのワケ

 

あなたは一年の中でどの時期にネズミが多いのか、ご存じでしょうか?

 

本格的な冬に向かって気温が下がっていくこの時期にも、当社にネズミの相談がたびたび寄せられます。

 

今回は、冬に向かうこの時期に寄せられるネズミの相談についてご紹介します。

 

秋の季節も終わる頃、天井裏でカサコソ・・・

 

私は害獣・害虫駆除業務でたくさんの方とお話しする機会がある中で、

 

「ネズミって暖かいときが多いんじゃないの?」

「冬場はあまり居ないんじゃないの?」

 

と尋ねられることがよくあります。

 

 

確かに暖かいときにネズミが多いという話は本当です。

 

基本的には、ネズミは春や秋など暖かい時期に繁殖し、天井裏や屋内に侵入して様々な害を及ぼします。

 

 

にも関わらず、冬でも

 

「ここ最近、天井裏で何か音がするので見に来て欲しい」

「ネズミ目撃が多くなって困っているので駆除して欲しい」

 

という相談があることも確かです。

 

 

ではその原因はどこにあるのでしょうか・・・。

 

 

 

冬にネズミが増えるワケ

 

これには季節の移り変わりが関係しています。

もちろん季節的な要因だけが全てというわけではありませんが、季節の変化も重要な要因です。

 

 

ネズミも人間と同じで、寒すぎる環境では命の危険にさらされます。

その為、冬を生き抜くために雨風をしのげる場所暖かい環境を探し求めます。

 

 

厨房機器・家電からでる廃熱や、暖房の効いた建物などの暖かい場所。

雨風をしのげる天井裏や室内

 

等々、人間の生活するそばには、ネズミにとっても好ましい環境が存在します。

 

これが天井裏から聞こえる足音や、室内での目撃に繋がります。

 

 

つまり、冬にネズミが繁殖して増えるのではなく、屋内への侵入が増えると言うわけです。

 

(但し、冬に子ネズミ(幼獣)を目撃する事もあるので、環境が整えば冬でも繁殖できる可能性はあると考えられます。)

 

 

と言うことで今回は冬にネズミの侵入・目撃が増える理由についてでした。

 

市販品の対応で状況が改善すれば幸いですが、お困りの際は被害が大きくならないうちに害獣・害虫駆除の専門業者に相談してみる事をお勧め致します。

 


居心地が良ければそこに住み着き、食料など他の条件も整えば、内部で繁殖を開始する危険性も考えられます。

その為、重要な事は侵入してきたネズミを住み着かせないようにする事です。

ネズミを住み着かせない具体的な対策については、また別の機会にご紹介したいと思います。

 


執筆者 曽谷 智久

 

株式会社防疫管理センター

-害虫駆除専門業者-

〒556-0001
大阪府大阪市浪速区下寺3丁目12番8号
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【ネズミ対策】穴ふさぎのメリット・デメリット

白黒 壁穴から見た風景

 

ネズミの被害に困っているがどんな対策が有効なのかわからない…

ネズミの対策をしているがなかなか被害がおさまらない…

 

飲食店を経営されている方、一般住宅にお住まいの方、はたまた病院や工場の厨房で勤務されている方など、特定の場所に限ることはなく、様々な場所でネズミの被害にお困りの方がいらっしゃいます。

 

私が現場調査に伺った時にも、自らでネズミ対策に取り組んでいる一般の方のネズミ対策の苦悩話を聞く事が頻繁にあります。

 

では、どんな対策方法があるのか?

 

ネズミ対策には主に

・ネズミを捕獲する粘着板(とりもち)

・煙や臭い等でネズミを追い払う忌避剤

・ネズミの侵入口に対する穴ふさぎ

・薬剤でネズミを駆除する殺鼠剤

などがあります。

 

その中でも今回はネズミの侵入口の閉鎖「穴ふさぎ」についてお話しします。

 

ネズミはげっ歯類に分類され前歯が伸び続ける動物です。その為、歯をすり減らすためにも様々な物をかじります

時には、建物の壁などに穴を開けて住宅や店舗などの内部へ侵入してくることもあります。

 

 

ネズミが開ける穴は一般的には丸い形状が多く、大きさは1 cm ~ 10 cm程の物が多く見られネズミの種類や大きさによって様々です。

又、元々存在する建物の「すき間」から侵入してくる事も多くあります。

 

「それならば侵入してくる穴をふさぐ事でネズミの侵入を阻止しよう」

 

と思われる方が居ることも当然のことでしょう。

 

 

ではネズミの対策として侵入口を塞ぐ方法にはどんなメリット・デメリットがあるんでしょうか。

 

 

穴ふさぎのメリット・デメリット

 

メリット

・直接的には死骸がでない

・器用な方なら個人でできる

・ふさぐ穴の数が少ない場合、低コストで対策が出来る

 

穴をふさぐだけなので直接的にネズミを殺してしまうことはありません。(ただし現状で室内にネズミの生息がある場合、出口をふさいでしまうとネズミの逃げ道がなくなってしまう可能性があるので、この点については注意する必要があります。)

 

そして今回の記事の序盤に述べたようにネズミがかじることによってできる穴のサイズは1 cm ~ 10 cm程の物が多く見られるため、器用な方なら容易に侵入口をふさぐことができます。

 

ふさぐ穴の数が少ない上にご自身で対策される場合は、業者に依頼する費用がかからず、穴をふさぐための材料も少量で済むことが多いため、対策にかかる費用を低コストで抑えることが可能です。

 

デメリット

・執着心が強い場合、周辺を再びかじる

・侵入経路となる全ての穴を見つけなければ効果がでにくい。

・天井裏等の室内空間以外での活動が多い場合、足音のような間接的な被害が解消されない

 

餌がある場所を記憶している巣作りの環境に適しているなど、ネズミが生きていくために特定の場所に執着心が強い場合、侵入口をふさいでも周辺をかじり新たに侵入される場合があります。

 

 

そして上のデメリットにもまとめているように、現状の全ての侵入経路を発見し全ての侵入口をふさぐ必要がある事も重要な点です。

つまり、大型の器材の裏側高所狭い空間など容易に点検できない場所がある場合は侵入経路の発見はより難しい状態になります。このような状況では侵入口をふさぐ作業自体も容易ではなくなります。

 

 

また室内での目撃や糞、物をかじる等の被害以外にも天井裏をネズミが走り回ることによる足音の被害がある状態の時は、侵入口をふさぐことによって直接的な被害がなくなっても、根本的に生息しているネズミを駆除している訳ではないために全ての問題が解消されない場合があります。

 

このように侵入経路をふさぐ対策方法にも様々なメリット・デメリットがあります。

 

 

最後に…

 

ネズミの対策をするには、様々な方法からその場の状況に応じた最適な対策を講じる必要があります

現状として明らかに出入りしている穴が少数である事がわかっているなら、侵入経路となる穴を塞いでみる事は有効な対策となるでしょう。

 

ですが

「見える穴は全部塞いだけどネズミがとまらない」

 

と言った相談が当社に寄せられていることも一つの事実です

 

 

ネズミとは「物をかじる」「音がする」といった目先の害だけでなく、衛生的にも問題のある害獣です。

 

また、ネズミにとっての環境が整うことで繁殖が進み事態が深刻化した場合、害虫駆除専門業者でも対応に時間を要するケースがあります。

 

そのため、個人的な対策では良い結果がでないと感じた場合は早急に専門業者にご相談下さい。

 

 

執筆者 曽谷 智久

 

株式会社防疫管理センター

-害虫駆除専門業者-

〒556-0001
大阪府大阪市浪速区下寺3丁目12番8号
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【IPMとは?】近年主流の害虫管理方法

黄色い花と蝶々

 

皆さんは「IPM」という言葉をご存じでしょうか。

 

今回は、近年の害虫駆除業界で基本となっているIPMと言う考え方について簡単にご紹介します。

 

まず、IPM(Integrated Pest Management)とは日本語で「総合的有害生物管理」を意味する言葉です。

 

IPMとは、「害虫等による被害が許容できないレベルになることを避けるため、最も経済的な手段によって、人や財産、環境に対する影響が最も少なくなるような方法で、害虫等と環境の情報をうまく調和させて行うこと」と定義されており、生息状況調査を重視した防除体系のことです。

引用元:厚生労働省HP 建築物環境衛生管理基準について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei10/index.html

 

簡単に説明するなら「定期的に調査を行い、異常があったときにだけ必要最低限の薬剤を使用する方法」と言った感じでしょうか。

 

対象とする害獣・害虫はネズミ、ゴキブリ、ハエ、蚊、ノミ、シラミ、ダニ等で衛生害虫とも呼ばれます。

 

IPM以前の害虫駆除方法

 

IPMの考え方が生まれる以前の害虫駆除業界は、定期的に薬剤処理を行う事が一般的でした。

 

つまり、従来の方法では害虫の発生有無に関わらず薬剤を使用します。

 

この従来の方法に対して、環境への負荷人の健康に対するリスク低減等を目的に生まれた考え方がIPMです。

 

 

IPMは平成15年頃から害虫駆除業界に広まり、現在では害虫管理の基本的な考え方となっています。

 

 

ということで今回は近年主流の害虫管理方法「IPM」についてでした。

執筆者 曽谷 智久

 

株式会社防疫管理センター

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