木に穴を掘る黒い「ハチ」
「ハチ」・・・と聞くと皆さんがよく知っているのは、スズメバチ、ミツバチ、アシナガバチではないでしょうか。
この3種類の「ハチ」は、「人を刺すハチ」として有名ですよね。
ですがもちろんこの3種類以外にも沢山のハチがいます。
今回は少しマニアックな害虫の紹介です。
先日、大阪市内のとある方から、ハチに困っているとの事で調査に伺ったところ、そのハチは真っ黒なハチで形や大きさはミツバチほどでした。
このハチは「キホリハナバチ」と言う名のハチで、朽木などに7 mm~8 mm穴を開けて出入りをします。
成虫の体長は14 mm~15 mm程度で真夏に見られます。
自分で木に穴を掘るので地面には木くずが沢山落ちるのも特徴の一つです。
でもそんなハチの名前聞いたことがない・・・
そんな「キホリハナバチ」が有名じゃない理由は、「温厚」な性格にあるのかもしれません。
巣穴に極端に近づいたり、直接ハチを触ったりしなければ刺される事はほとんど無いでしょう。
そしてこのように害の少ない「キホリハナバチ」は、弊社に相談が来る事も滅多にありません。
私が現場に伺った際も、巣穴のある木の横に立っていても、威嚇をしてくる様子もありませんでした。
しかしながら、今回の場合、原因となった樹木は神社の御神木になっている木で、偶然にも小学生の毎朝の集合場所との事でした。
管理者さんは
「毎朝の集合場所ですし、小学生がハチにいたずらをする事も考えられるので・・・」
と心配されてのご相談でした。
もしも皆さんの周りによくわからない虫に困っている方がいれば、保健所、区役所や私たちのような害虫駆除業者に相談してみて下さい。
きっと解決の糸口が見つかるはずです。
執筆者 曽谷 智久
株式会社防疫管理センター
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